2012年11月23日金曜日

契約

いつものよもやま自分勝手統合失調な話ですが、
アメリカ人の書く契約と、日本人の書く契約で何が違うかといえば、アメリカ人は事細かにいろんな条件を書くんだけれども、日本人は曖昧で別途協議、別途協議で何も定めていない。
この違いが何に帰結するかという点について面白い説明があります。
アメリカの会社がある事業について関係する取引先とひととおり契約を結び終えて、その事業を始めると、いろんなことが起きるけどすべて、何が起きたら誰が費用を払うということが決まっているので、事業を見通すことができる。売上のグラフを描けば右肩上がりのまっすぐの線が描ける。
ところが日本人は、別途協議ばかりなので、事業にトラブルが生じたらどう転ぶかまったく予想がつかない。グラフを描けば本来ヘビのようになってしまう(が、実際には根拠のない右肩上がりのグラフを描く)。
アメリカ人は契約書もコンピュータのプログラムみたいに、条件の入力xに対して出力yが対応するようきっちりプログラミングして、それを一個一個相手と交渉して決めるけれども、日本人はどっちかというと入力xに対して出力が決まらない。出力は相手との商売の関係性で決まってくるものであり、むしろ予想通りの出力yではなく、yにプラスアルファすることがいい商売だと思われる。
これだから選挙もデタラメになるのは無理からぬことと思います。
ま、アメリカみたいになるのもいやですが!

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